テクニカル解説集

ケルトナーチャネル

ペンタゴンチャートなど著名アナリスト監修ツールは本番口座でご利用いただけます。
著名アナリスト監修の関連書籍はこちら

ケルトナーチャネルとは

ケルトナーチャネルは、シカゴの穀物トレーダーであった Chester W. Keltner 氏が1960年代初頭に書いた『How To Make Money In Commodities』の中で紹介されたテクニカル指標です。

移動平均線を挟む2本の上下ラインでバンド状のチャネルを描き、値動きの多くはチャネル内で推移しますが、チャネルから飛び出した値動きをフォローしていくトレンド系のテクニカル指標として使われることが一般的です。

ケルトナーチャネルの原形は以下の計算式で算出されています。

移動平均(中間線):3本値(高値、安値、終値)で計算された10日間の移動平均値
値幅平均値:高値と 安値の差(=値幅)の10日間移動平均値
ハイバンド:移動平均(中間線) + 値幅平均値
ローバンド:移動平均(中間線) - 値幅平均値

現在広く利用されているケルトナーチャネルは、基本的な考え方は変わりませんが、諸々の改良がされてより精度の高い指標となっています。
使用する移動平均の種類をSMA(単純移動平均線)から EMA(指数平滑移動平均線)に変え、 計測期間は20日間へ変更、値幅平均値はATR(アベレージトゥルーレンジ)に乗数1.5を掛けた値が採用されています。

ケルトナーチャネルの見方

上部バンドを上抜けた場合は上方への強いトレンドが発生していると判断し、 中間線をサポートとして買いでトレンドをフォローしていきます。 反対に、下部バンドを下抜けた場合は下方への強いトレンドが発生していると判断し、 中間線をレジスタンスとして売りでトレンドをフォローします。

POINT
ケルトナーチャネルは、チャネルの突破で強いトレンドの発生を確認し、エントリーのタイミングに活用していく上では有効なテクニカルです。 ただし、ケルトナーチャネル単体では、トレンドレスの場面でダマシが発生することも多いため、トレンドの強さをRSIなどのオシレーター系指標で確認しながら組み合わせて使用されることが多いようです。

ペンタゴンチャートなど著名アナリスト監修ツールは本番口座でご利用いただけます。
著名アナリスト監修の関連書籍はこちら

FXの基礎知識のトップに戻る

ページトップへ